【中学歴史 13-9】 江戸時代 後半 【年号の語呂合わせ】 テスト対策 受験対策 [【中学歴史 13-1】 江戸時代 後半]
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歴史の江戸時代 後半についての
解説動画の9つ目です。
江戸時代の年号の語呂合わせ
などについて解説しています。
ーーーーーー【日米和親条約の開港地のお話】ーーーーーーーー
下田と函館が日米和親条約で開港場に選ばれた理由は、
主に以下の4つが挙げられます。
1. アメリカ側の要求
当時、アメリカは主に以下の2つの理由から、日本に開港場を求めていました。
太平洋航路の補給基地:
当時の蒸気船は燃料搭載量に制限があり、長距離航行には寄港による補給が不可欠でした。
特に、太平洋航路においては、日本沿岸の港が重要な役割を果たしました。
捕鯨基地:
19世紀半ば、北太平洋は捕鯨の主要な漁場となっていました。
アメリカは、捕鯨船の寄港地および捕獲した鯨油の販売地として、日本沿岸の港を必要としていました。
2. 日本側の対応
ペリー来航を受けて、日本側も開港の必要性を認識していました。
しかし、鎖国政策を完全に放棄するわけにはいかず、以下の条件を満たす港を選ぶ必要がありました。
外国船の侵入を容易に許さない:
深い湾や入り江に位置し、海岸線に砲台を設置しやすい港
統治が行き届いている:
治安が良く、外国人を収容するための施設が整備しやすい港
経済的に一定の規模がある:
燃料や食料などの物資を供給できる港
3. 下田と函館の地理的条件
上記のような条件を満たす港として、下田と函館が選ばれました。
下田:
江戸湾の奥深くに入り込んだ港で、天然の要塞として機能していました。
また、東海道の宿場町としても栄えており、物資の供給も可能でした。
函館:
津軽海峡に面した港で、日本海と太平洋を結ぶ交通の要衝でした。
また、蝦夷地（現在の北海道）の玄関口としても機能しており、
豊富な物資を供給できました。
4. その他の理由
上記に加え、以下の理由も下田と函館が選ばれた要因として考えられます。
下田:
ペリー艦隊が最初に上陸した場所であり、
アメリカ側としては開港場として譲れない場所だった可能性があります。
函館:
当時、ロシアの南下政策が活発化しており、蝦夷地の防衛拠点としての役割も期待されていた可能性があります。
このように、下田と函館は、アメリカ側の要求、日本側の対応、地理的条件、その他の理由が複合的に作用した結果、
日米和親条約で開港場として選ばれたと考えられます。
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